コンデンサ

 
コンデンサとは・・・
 
 
誘電体によって絶縁された二つの導体から構成された素子。回路中でキャパシタンスとして作用し、電気エネルギーを蓄え、直流においてはその流れを阻止し、交流においてはキャパシタンスと周波数で定まる値の電流を流す。
電解コンデンサ
● セラミックコンデンサ
● フィルムコンデンサ
 
電解コンデンサ
陽極にできる酸化皮膜を誘電体として使用します。誘電体が極めて薄くできるので非常に大きな容量/体積比が得られます。しかし、コンデンサに極性があるので交流では使用できないという欠点があります。電極の材料(アルミニウム、タンタル)によって若干特性が変わり、タンタルの方が全般的に特性は良好ですが高価になります。
アルミ非固体電解コンデンサ  アルミ固体電解コンデンサ
電気二重層コンデンサ  ●タンタル電解コンデンサ等
 
セラミックコンデンサ
 酸化チタン、チタン酸バリウムなどの磁気を誘電体とした、コンデンサです。温度特性が、直線的で変化が小さい特性重視の温度補償用、大きな容量の高誘電率型、半導体磁気を使って小型化した半導体型があります。同じセラミック・コンデンサであっても種類によって特性がまるで違うので、選定の際には特性の確認が必要です。また、容量を上げるため、積層型にしたものもあります。
温度補償用  高誘電率型  半導体型  積層型
 
フィルムコンデンサ
プラスチック・フィルムを誘電体に用いたものは、一般的に誘電体で求められる性質が、全般的にわたって比較的良好であり、特に絶縁性と低損失で優れています。一方、誘電率が小さいので容量/体積比はあまり大きくありません。プラスチックの種類(ポリエステル、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)によって若干特性が変わります。