センサ
センサ素子・・・光、温度、音、形など種々のものを検知し測定する素子で、測定する目的に応じて種々のものが開発されています。
 ● センサシステム
フォト(光)・センサ
● 温度センサ
振動・超音波センサ
● 湿度センサ
● ストレン・ゲージ圧力センサ
● 電流センサ 直線位置センサ
磁気センサ
回転位置センサ
 
センサシステム

物体を検知し電気信号で出力する機器
センサには一般的なオン・オフセンサ(物体の有り無しを検知し出力)、距離検知など検知結果を連続的に知らせるリニアセンサ、色を検知するカラーセンサ、においを検知する匂いセンサなど、用途に合わせたセンサが多種多様に用意されている
  
温度センサ
熱電対
構造が簡単で、機械的にも丈夫で、広い温度範囲での測定が出来るます。細い素線を使用すれば、小さい箇所の測定ができ、レスポンスも速い。
白金測温抵抗
安定性が高く、感度が大きい。熱電対の場合の基準接点補償回路が不要。
サーミスタ
温度変化に対する抵抗値変化の感度や、形状、抵抗値の自由度が高い。電気的に処理しやすい。
焦型赤外線センサ
温度変化によるエネルギを受けた時のみ、焦電型赤外セサは電圧を微分出力します。
 
湿度センサ
抵抗可変型湿度センサ
湿度の変化によって、センサの抵抗値が変化し、その変化を電気信号の変化として取り出す方法で使用されます。
容量変化湿度センサ
湿度の変化と共にセンサ端子間の静電容量が変化します。
 
電流センサ
CT型電流センサ
コアに2次巻線をほどこし、その中央孔に被測定電流線(1次線)を貫通させると、トランスの原理により貫通電流に比例した出力電流が2次巻線に現れる。
ホール素子型電流センサ
ギャップを持ったリング・コアに被測定貫通電流を流すと、ギャップに発生する磁束密度は貫通電流に比例し、このギャップにホール素子を挿入し磁束密度を測定すれば、貫通電流の測定ができる。
 
磁気センサ
ホール・センサ
金属が近ずいた事を検出する近接センサや、ブラシレス・モータを構成するための素子として広く利用されています。
磁気抵抗素子
磁気センサの一つで、磁気抵抗効果を持っている回路素子です。これを使って角度センサ、回転センサ、パターン認識センサなどが作られ、市販されいます。
 
フォト(光)センサ
フォト・ダイオード
半導体のPN接合に光が当たると電位差が生じる、光起電力効果を利用した光検出器(フォト・センサ)の一種です。
CdS
光が照射されると、その光導電体の抵抗値が減少する光導電効果を利用した半導体フォト・センサです。
CCD
電荷を伝えていくもので、基本的にはアナログ・シフトレジスタの事です。
 
振動・超音波センサ
振動センサ
【主な用途】 衝撃を検知して防犯用に利用する、雨滴感知型間欠ワイパ、自動車エンジンのノッキング・センサ。ミシンの糸切れ検知、切削工具など摩耗や歯折れ検知。
加速度センサ
工業計側分野では機器の振動計測や構造物の揺れ計測などに用いられています。
超音波センサ
電気エネルギと弾性エネルギの変換をします。
 
ストレン・ゲージ圧力センサ
素子の歪みによる抵抗変化を利用する計測素子です。圧力センサやロード・セルなどの各種センサの構成要素として、あるいは構造体の強度や健全性の判定要素として広く使われています。
 
直線位置センサ
近接スイッチ
検出方式、特性、機能が多種多様有りますが一般的に使用されているのは、検出原理から高周波発振型と静電容量型の二種類です。
光電スイッチ
検出対象物は、金属、プラスチック、紙、陶磁器、ガラス、水、油、木材、等あらゆる誘電体を検出する事が出来ます。接触式のものに比べ軽量小型、汚れなどに強く、安価です。
 
回転位置センサ
 回転量を検出する方法としては、アナログ的に行うものとディジタル的に行うものとが有ります。アナログ的に検出する代表的なものとして、多回転ポテンショメータが有ります。ポテンショメータは、可変抵抗器の回転角度と抵抗変化が精度よく作られているものです。ディジタル的に検出するものにロータリ・エンコーダが有ります。ロータリ・エンコーダは、回転量をパルス数に変換するもので、よく使用されています。